今日のほん

 

噛みあわない会話と、ある過去について

噛みあわない会話と、ある過去について

 

 

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「噛み合わない会話と、ある過去について」

                                               辻村深月

 

 

本棚から声が聞こえた気がした。

なんとなく読まなければいけないような。

 

「怒りは消えない、それでいい」

キャッチコピーに心惹かれた。

会話が噛み合わない事、ある。

わざと相手を不愉快にさせる人、知ってる。

相手が不愉快に思うことなんて、考えもしない人いる…。なんて考えが浮かんで、共感か救いがそこにあるような気がして、読み始めた。

 

すごく、嫌なことを過去されたので、挨拶無視したりしてみたけれども。

結局のところ、相手は悪いとおもっていないので意味はないと思い至った。

自分もそちら側に落ちなくてもいいんでない?とも。

 

今、読むべき本だった気がする。

おもしろかった。

そして、少し怖かった。