私物の整理をするのに、広げたら最後、また読みたくなって作業の手が止まってしまう。
本棚の整理が、一番困難。
池波正太郎氏の、このシリーズ。
読み始めたきっかけは、なんだったかなぁ。
20代頃、
だったと思うのだけれども。
買う余力もあったけれども、30巻近くもよくそろえたもんだよな、と感心する。
20年もたつと、1冊抜け、2冊抜け、残りのほうが少なくなってしまったけれど、まだ、処分できない。
こんな本を好んで読むとか、オヤジか?とも思うのだけれども。
鬼平のカッコよさには、なんとなく憧れる。
ドラマ版もよく観た。
かの役者さんが、歌舞伎役者だと知って、当時、何度か舞台も見に行ったな・・・。
たのしかったな。あのころは、と。
いや、未だ、自分は若いじゃないか。
干される年でもないでしょう?とも思うのだけれども。
池波正太郎氏の書く物語は、食にまつわるエピソードも多く、食いしん坊な自分には、それも楽しかったりする。
五鉄のしゃも鍋
一本うどん
おくまばぁの茶屋の団子などなど。
そういえば、エッセイもあって、戦中、戦後生まれの方の考え方を、学んだ気になって読んだ気がします。